抱っこの仕方で産後の恥骨痛の負担を減らす

ズキッと痛む恥骨痛の原因と今すぐできる対処法

こんにちは。
郡山市の産後骨盤ケアが得意な、美翔接骨院の院長の川上です。

抱っこをした瞬間、こんな違和感はありませんか。

立ち上がって抱き上げたとき、
抱っこ紐を装着したとき、
あるいは歩き出した一歩目で、

股のあたりに「ズキッ」と嫌な痛みが走る。

「まだそんなに重くないのに…」
「これからもっと重くなるのに大丈夫かな」

そう感じている方は少なくありません。

ただ、この痛み、体重の問題ではなく、
“抱っこの仕方”の問題であることが多いです。

同じ赤ちゃんの重さでも、
負担がほとんどかからない抱っこもあれば、
恥骨に強いストレスが集中する抱っこもあります。

まずは一度、今の自分の抱っこのカタチを
思い出してみてください。


無意識にやっている「お腹突き出し抱っこ」

よく見られるのが、お腹を前に突き出して、
赤ちゃんを骨盤の上に乗せるような抱っこです。

いわゆる「お腹突き出し抱っこ」。

恥骨痛の原因になりやすいお腹突き出し抱っこと、負担がかかりにくい骨盤立て抱っこの図解

この姿勢になると、一見ラクに感じます。

なぜなら、筋肉を使わずに、
骨盤に体重を“預けている”状態だからです。

ですが、このラクさには代償があります。

骨盤が前にスライドすることで、
恥骨には“引き離される方向”の力がかかります。

本来、左右でしっかり連結されているはずの恥骨に
負担を受け続ける状態になります。

これが「ズキッ」という痛みの正体です。

見た目は同じでも、中身はまったく違う

同じ抱っこでも、
体の使い方で負担は大きく変わります。

お腹を突き出した状態では、

・骨盤が前に傾く
・重心が前に流れる
・恥骨にストレスが集中する

という流れになります。

一方で骨盤を立てた状態では、

・体の軸が真っ直ぐになる
・筋肉で支えられる
・負担が分散される

という状態になります。

つまり、問題は「抱っこしていること」ではなく、
「どう支えているか」です。

恥骨を守る抱っこは「締まる方向」に働く

では、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。

骨盤をニュートラルに戻すこと。

骨盤が立った状態では、
内側に締まる力が働きます。

この状態を作ると、
恥骨は引き離されるのではなく、
安定する方向に力がかかります。

さらに、下腹部に軽く力が入ることで、
体の内側から支える力が働きます。

結果として、同じ重さの赤ちゃんでも、
恥骨にかかる負担は大きく変わります。

今すぐできる「3つの合言葉」

難しいことをする必要はありません。

まずはこの3つだけ意識してみてください。

おへそを近づける

赤ちゃんとの距離が離れるほど、
体への負担は一気に増えます。

お腹を突き出すのではなく、
自分から近づく意識。

これだけで重さのかかり方が変わります。

軽く締める意識を持つ

お尻や下腹部に軽く力を入れることで、
体の内側の支えが働きます。

強く力む必要はありません。

「ふわっと締める」くらいで十分です。

足の裏で支える

上半身で頑張るのではなく、
足の裏で体を支える意識を持ちます。

特に親指の付け根に体重が乗ると、

骨盤が安定しやすくなります。

この3つだけで、
抱っこの質は大きく変わります。

我慢して抱っこするほど悪循環になる

ここはかなり重要です。

痛みを我慢しながら抱っこを続けると、
体は無意識に逃げる動きをします。

その結果、

・変な歩き方になる
・左右差が強くなる
・骨盤のバランスが崩れる

という流れになります。

そして、さらに恥骨に負担がかかる。

完全に悪循環です。

このループを断ち切るには、
「気合い」ではなく、
体の使い方を変えることが必要です。

抱っこ紐も「調整」がすべて

もう一つ見落とされがちなのが、
抱っこ紐の位置です。

・低すぎる
・緩すぎる
・体から離れている

こういった状態だと、
どれだけ意識しても負担は減りません。

抱っこ紐は「体に密着させること」が基本です。

位置を少し上げるだけでも、
体の負担は大きく変わります。

股関節の痛みも、実は同じ原因

ここで一つ、重要なポイントがあります。

恥骨の痛みと同時に、
股関節の前側が痛くなる方も多いです。

これ、別の問題ではありません。

原因は同じです。

お腹を突き出す姿勢になると、
股関節の前側にも負担が集中します。

つまり、恥骨も股関節も、
同じ使い方のクセから起きているということです。

もし、股関節の違和感も感じている場合は、
こちらの記事も参考にしてみてください。

抱っこで股関節が痛い!「お腹突き出し抱っこ」が原因かも!?

体の不調はバラバラに起きているようで、
実はつながっています。

ここに気づけると、
「一度ちゃんと整えたい」という感覚が自然に出てきます。

院長からのメッセージ

抱っこは本来つらいものではありません。

赤ちゃんとの大切な時間であり、
安心を伝えるスキンシップです。

それなのに痛みを我慢しながら続けるのは、
本来の形ではありません。

体の使い方を少し変えるだけで、
抱っこは「楽な動き」に変わります。

そしてそれは、これからの育児を大きく変えます。

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投稿者プロフィール

川上真治
川上真治
美翔接骨院 院長

国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』