熱中症警戒アラート発表!産後ママが今日特に気を付けたい5つのこと
こんにちは。
郡山市の美翔接骨院の院長、川上です。
本日、郡山市を含む福島県内の多くの地域に「熱中症警戒アラート」が発表されています。
8月5日に東北南部の梅雨明けが発表されて以降、それまでの比較的過ごしやすい気候から一転し、一気に真夏の厳しい暑さが押し寄せてきました。
このように、涼しい気候から急激に気温が上がる時期は、私たちの身体が暑さに対応する準備(暑熱順化)が追いつかず、熱中症のリスクが著しく高まるとされています。
さらに現在は、台風13号の影響や新たに発生する熱帯低気圧の動きなどにより、お盆期間にかけても気温や湿度の変化が非常に大きく、天候が不安定になる見通しです。
このようなニュースを目にすると多くの産後ママは
「赤ちゃんに水分を摂らせなきゃ」
「赤ちゃんの室温調整をしなきゃ」
と、真っ先に赤ちゃんの心配をされるのではないでしょうか。
そして、ご自身のことに関しては、
「私はエアコンの効いた部屋にいるから大丈夫」
「近くのスーパーへちょっと買い物に行くだけだから問題ない」
と思ってしまいがちです。
しかし産後のママ自身が、知らず知らずのうちに深刻な脱水や熱中症のリスクにさらされているケースが非常に多いのです。
今日は赤ちゃんを守るためにも絶対に知っておいてほしい、「ママ自身の身体を守る熱中症対策」について詳しくお話しさせていただきます。
1. 自分の水分補給が「後回し」になっていませんか?
産後の毎日は、怒涛のような忙しさの連続ですよね。
朝起きてから、赤ちゃんの授乳をして、オムツを替えて、ぐずったら抱っこして寝かしつけ…その合間に洗濯機を回し、掃除をし、家族の食事の準備をする。
そんな慌ただしい一日を過ごしていると、夕方近くになってから、
「そういえば今日、朝からコップ一杯のお茶しか飲んでいなかった…」
という事態に陥ってしまうお母さんは決して少なくありません。
授乳中のママは日常的に「水分不足」になりやすい
特に母乳育児を行っているママの場合、母乳の約80〜90%は水分でできています。個人差はありますが、1日に作り出される母乳の量は約600〜800mlにも及びます。
つまり、授乳中のママは普通に生活しているだけでも、毎日コップ3〜4杯分の水分が体内から失われていることになります。これに加えて夏場の発汗が加わるため、一般的な成人女性よりも遥かに高い確率で脱水症状を引き起こしやすい状態にあります。
「喉が渇いたな」と感じた時点では、すでに体内の水分が不足し始めています。喉の渇きを待つのではなく、次のように日常の動作とセットにして水分補給を習慣化してみましょう。
- 授乳を始める前、または終わった直後にコップ1杯飲む
- おむつ替えが終わったタイミングでひと口飲む
- 抱っこから赤ちゃんをベッドへ降ろしたタイミングで水分を口にする
このように「〇〇したら水分を摂る」というルールを育児ルーティンに組み込むことで、忘れずに喉と体を潤すことができます。一度に大量に飲む必要はありません。常温のお水やカフェインの入っていないお茶(麦茶やルイボスティーなど)を、こまめに口に含むことがポイントです。
2. 抱っこ紐は想像以上に「熱」がこもります
赤ちゃんとのお出かけや、家事中のあやす時間になくてはならない抱っこ紐。ですが、真夏の抱っこ紐は想像以上に過酷な環境を作り出します。
ママと赤ちゃんが二人で発熱している状態
赤ちゃんは大人よりも体温が高く、代謝が活発です。その赤ちゃんとお母さんの身体が抱っこ紐によってぴったりと密着すると、お互いの体温が逃げ場を失い、接触面(お腹や胸回り)を中心に一気に温度が上昇します。
例えるなら、「真夏に熱い湯たんぽを身体に密着させて歩いている」ような状態です。
「スーパーまでの往復10分間だから」と軽い気持ちで外出しても、家に帰ってきた頃には服がびっしょり濡れるほどの汗をかいていることがあります。短時間の移動であっても、お母さんの体力と水分は急速に奪われていきます。
夏場に抱っこ紐を使用する際は、次のような工夫を取り入れてみてください。
- お母さんと赤ちゃんの間に保冷グッズ(タオルで包んだ保冷剤など)を挟む
- 日傘や帽子を活用し、直射日光がママと赤ちゃんの頭部に当たるのを防ぐ
- 不要な長時間の抱っこは避け、ベビーカーや涼しい場所での休息を挟む
「たかが数分の移動」と過信せず、身体には大きな熱負荷がかかっていることを意識しておきましょう。
3. 室内・エアコン下でも汗はかいています
「今日は一日中、エアコンの効いた部屋にいたから熱中症の心配はない」と思い込んでいませんか?
熱中症で緊急搬送される方の約半数は「屋内」で発症しているというデータがあります。
家事や育児は「立派な全身運動」です
エアコンの設定温度を適温(27〜28度前後)にしていても、家の中でのママの動きを思い出してみてください。
- 火を使って温かい料理を作る
- 掃除機をかけたり、床を拭いたりする
- 重い洗濯物を干したり取り込んだりする
- 泣く赤ちゃんをあやしながら部屋の中を歩き回る
これらはすべて、エネルギーを消費する立派な全身運動です。涼しい部屋にいるつもりでも、身体を動かせば深部体温が上がり、身体は体温を下げるために自然と汗を流しています。
特に気密性の高いくつろぎスペースや、キッチン周り、洗濯機のある洗面所などは熱や湿気がこもりやすい場所です。
環境省や気象庁の予防ガイドラインでも呼びかけられている通り、「室内にいるから安心」と油断せず、エアコンや扇風機を上手に活用して部屋全体の空気を循環させ、室内でも定期的な水分と適度な塩分補給を怠らないようにしましょう。
4. 「今日は頑張らない」という選択も大切な防衛策
熱中症対策というと、「水分を2リットル飲む」「塩分タブレットを食べる」といったプラスの行動を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、熱中症警戒アラートが発表されるような酷暑の日において、何よりも効果的な対策は「余計な負荷を身体にかけない(=頑張らない)」ということです。
今日の予定を「勇気を持って減らす」
例えば、今日やろうと思っていたことを見直してみましょう。
- 買い物に行く予定を取りやめ、家にあるもので済ませる・ネットスーパーを使う
- 上のお子さんとの公園遊びは取りやめ、室内遊びや夕方の涼しい時間に切り替える
- 部屋の掃除や洗濯など、明日以降に回せる家事は今日やらないと決める
- 夕食の準備は火を使わない簡単なメニューにする、またはお惣菜に頼る
「家事を手抜きしてしまった」「子供を外で遊ばせてあげられなかった」と罪悪感を抱く必要は全くありません。
猛暑日に無理をして外出したり身体を追い込んだりしないという決断は、ご自身とご家族の健康を守るための非常に立派で合理的な熱中症対策です。
「今日は休む日」「今日は頑張らない日」と割り切る勇気を持ってください。
5. ママが元気でいることが、赤ちゃんを守る一番の近道
産後のママたちの生活を見ていると、ご自身の優先順位が常に一番最後になっていることに気づかされます。
- 一番目は、守らなければいけない赤ちゃん
- 二番目は、甘えたい盛りのお兄ちゃん・お姉ちゃん
- 三番目は、パートナーやご家族
- そして最後の最後に、自分自身
このような優しい順番で毎日を過ごされているママが本当に多いです。
ですが、ちょっと想像してみてください。もし、ご自身の水分補給や休息を後回しにし続けた結果、ママが熱中症で突然倒れてしまったらどうなるでしょうか?
自信を持って「自分を一番」に労わってください
一番困り、悲しむのは、他ならぬ赤ちゃんやご家族です。
お母さんが体調を崩してしまうと、ご家庭のすべての機能がストップしてしまいます。だからこそ、熱中症警戒アラートが出ているような危険な暑さの日くらいは、優先順位の一番上に「ご自身の体調」を置いてほしいのです。
「自分のために横になる」「自分のためにコップ一杯のお茶を飲む」と考えると、どこか申し訳ない気持ちになるかもしれません。
それなら、「大切な赤ちゃんやご家族を笑顔で守り続けるために、まず私が水分を摂って休むんだ」と考えてみてください。
ゆっくりとお茶を飲む時間も、ソファで15分間横になる時間も、決して贅沢やサボりではありません。それらはすべて、ご家庭の平和と健康を支えるための「必要不可欠な準備時間」なのです。
まとめ|今日だけは100点を目指さない日にしましょう
接骨院などの現場で「お身体のケア」とお伝えすると、多くの方はストレッチや体操、姿勢の矯正などをイメージされるかもしれません。普段の生活においては、もちろんそうしたコンディション管理も非常に大切です。
しかし、熱中症警戒アラートが発令されているような極端な酷暑日における「一番の身体のケア」とは、決して運動することではありません。
- 絶対に無理をしないこと
- エアコンや冷房器具をためらわずに使用すること
- 喉が渇く前にこまめに水分を補給すること
- 疲れを感じたらすぐに横になって体を休めること
これらが今日という日を無事に乗り切るための最も価値のあるお身体のケアです。
今日は子育てや家事で100点を目指す必要は一切ありません。
50点でも30点でも大正解です。
家事が少し滞っても、洗濯物が山積みになっても大丈夫です。
まずはママご自身の命と身体を守ることを最優先に考えて、どうか無理のない一日をお過ごしくださいね。
あとがき
今朝の体重計測では 60.9kg となり、コンディションを崩すことなく安定した数値をキープできています。

最近の私自身のコンディション管理において意識しているのは、「調子が良いからといって過剰にトレーニング量を増やしたり、暑い中で無理な食事制限をしたりしない」ということです。
気温が異常に高い日や、身体に疲労を感じている日は、「予定通りにストイックにやり切る」ことよりも、「今日は少し負荷を落としてしっかりと水分と休息をとろう」と柔軟に判断することこそが、長期的には最も良いコンディションを維持する鍵になります。
身体づくりも、毎日の育児も、一日だけ満点を取ることよりも「長く健康に続けられること」が何より大切です。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、どうかママご自身の身体を一番に労わっていただきながら、この夏をご家族で無事に乗り切っていきましょう!
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投稿者プロフィール

- 美翔接骨院 院長
国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』






