「赤ちゃんが泣くかも」という緊張感だけで、ママの肩は無意識に上がっている【産後の肩こり】

こんにちは。 郡山市の美翔接骨院の院長、川上です。

産後になってから、「肩こりがひどすぎる」「マッサージへ行ってもすぐ戻る」「首から肩にかけて鉄板みたいに硬い」そんな状態に悩まされていませんか?

抱っこや授乳が増えるので肩こりになるのは当然と思われがちですし、もちろん姿勢の影響もあります。ですが、それだけではありません。

『赤ちゃんが泣くかも』という緊張感だけで、無意識に肩が上がっていたりします。

産後の肩こりは、単なる姿勢の問題ではありません。
睡眠不足や常に気が張っている状態による「神経の緊張」が大きく関わっています。
今日はそのメカニズムについてお話ししていきます。

🧠 常にスイッチが「ON」のまま

私たちの身体には、活動するための「交感神経」と、休息するための「副交感神経」という自律神経があります。
本来であれば、昼は活動モード、夜はリラックスモードと、この切り替えが自然に行われています。

ところが産後のママは違います。

夜中の授乳、細切れの睡眠、赤ちゃんの体調管理、泣き声への反応。
「何かあったらすぐ動かなきゃ」という状態が常に続いています。

つまり、身体が24時間ずっと警戒モード(戦闘態勢)になっており、交感神経が優位な状態が止まらないということです。

緊張すると肩が上がるのは自然な反応

では、なぜそれが肩こりにつながるのでしょうか。
ここで関係してくるのが、「僧帽筋(そうぼうきん)」という筋肉です。
首から肩、背中にかけて広がる大きな筋肉です。

人はストレスを感じたり緊張したりすると、無意識に肩をすくめるような姿勢になります。
驚いた時、焦った時、寒い時を思い出してみてください。
肩が自然と上がりますよね。

実はあれと同じことが、産後ママの身体の中で24時間起き続けているんです。

赤ちゃんが泣くかもしれない、ちゃんと寝ているかな、熱は出ていないかな、授乳は足りているかな……。
こうした小さな緊張が積み重なることで僧帽筋はずっと力が入ったままになり、肩がガチガチに固まってしまうのです。

💥 なぜ揉んでもすぐ戻るのか

肩こりが辛くなると、肩を揉んでもらったりすると思います。
施術直後は確かに楽になりますが、家に帰るとまた元通り……
そんな経験はありませんか?

これは、筋肉だけが原因ではないからです。

もし原因が筋肉だけなら、揉みほぐせば改善していきます。
しかし実際には、脳と神経が警戒モードのまま、つまり「肩を硬くしろ」という命令が出続けている状態なのです。
だからいくら筋肉を緩めても、脳がまた同じ硬さを作ってしまいます。

産後の肩こりを根本から楽にするためには、筋肉だけでなく、神経の緊張をほどいてあげることがとても大切になります。

🛌 肩を緩めるために今日からできること

では、どうすればいいのでしょうか。難しいことは必要ありません。

まずは、「今、自分の肩が上がっているかもしれない」と気づくことから始めてみてください。
気づいたら、ふぅーっと息を吐きながら、耳と肩の距離を遠ざけるように肩をストンと落としてみます。
それだけでも肩周りの力は抜けやすくなります。

また、赤ちゃんが寝ている時間、つい家事をしたくなる気持ちはよく分かります。で
すが、5分だけでも一緒に横になる時間を作ってみてください。
スマホを見るのもお休みです。
脳に入ってくる情報を減らすことで、神経も少しずつ休まりやすくなります。

さらに、蒸しタオルなどで首の後ろを温めるのもおすすめです。
首の後ろには自律神経に関わる大切なポイントがあります。
温めることで血流が良くなり、身体がリラックスモードへ切り替わりやすくなります。

📌 まとめ

産後の肩こりは、姿勢が悪いからでも、頑張りが足りないからでもありません。

睡眠不足、細切れの睡眠、そして「赤ちゃんを守らなきゃ」という尊い緊張感。
その積み重ねが、あなたの肩を24時間働かせ続けているのです。だからこそ、肩こりがあるのは頑張っている証拠でもあります。

完璧なママを目指す必要はありません。
まずは肩をストンと下ろして、5分だけでも自分を休ませてあげてくださいね。

💪 あとがき

私自身の実践しているリセットダイエットですが、今朝の体重は66.2kgでした。
コンディションも含めて少しづつ良くなってきています。

リセットダイエットの経過

今回の「緊張と筋肉」のお話ですが、トレーニングの世界でも全く同じことが言えます。
筋肉を発達させるためには強く収縮させることも大切ですが、それと同じくらい「しっかり緩める(弛緩させる)こと」も重要です。
ずっと力が入ったままの筋肉は、成長するどころか疲弊してしまいます。

ママたちの身体も同じです。
24時間ずっと気を張り続けている状態は、言わば毎日が超高強度トレーニングのようなもの
肩が硬くなるのも当然なんです。

多くの接骨院の施術では、そうした筋肉だけではなく、神経の緊張も含めて身体全体を整えるお手伝いをしているところが多いです。
一人で抱え込まず、辛い時はお近くの専門家にいつでも頼ってください。

今日も一歩ずつ、無理せず進んでいきましょう。

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投稿者プロフィール

川上真治
川上真治
美翔接骨院 院長

国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』