産後ダイエット中にチートデイは必要?|「代謝を上げるために食べる」の誤解

こんにちは。
郡山市の美翔接骨院、院長の川上です。

9月に入り、郡山市では曇りや雨の日が多くなっていますね。
今年は8月も比較的過ごしやすい日が多かったですが、最近はさらに秋らしさを感じるようになってきました。

さて、産後ダイエットを続けていると、順調に減っていた体重が急に動かなくなることがありますよね。

そんなとき、
「停滞期だからチートデイを入れたほうがいいのかな?」
「一度たくさん食べれば代謝が上がるのかな?」
と、SNSなどで情報を探したことはありませんか?

体重が減らなくなると、「何かやり方を変えたほうがいいのかな?」と不安になるお気持ちはとてもよく分かります。

ただ、結論からお伝えすると、産後ダイエットでは「代謝を上げるため」という理由で、わざわざ大量に食べる日(チートデイ)を設ける必要は基本的にありません。

今回はチートデイが本当に必要なのか、体重が減らなくなったときにどう考えればいいのかをお話しします。

「チートデイで代謝が上がって痩せる」は少し単純です

SNSなどでチートデイについて調べると、次のような説明をよく見かけると思います。

「食事制限を続けると身体が省エネモードになり、代謝が落ちる」
「そこで一日たくさん食べると代謝が戻り、再び痩せ始める」

確かに、減量が進む過程では、体重の減少や摂取エネルギーの変化に伴って、身体が消費するエネルギー(代謝)にも多少の変化が生じることがあります。

ただし、だからといって一日たくさん食べれば代謝が元通りになり、翌日から脂肪がどんどん減っていくわけではありません。

「最近体重が減らないから、今日は代謝を上げるために好きなものを好きなだけ食べよう」と考えてしまうと、単純に摂取エネルギーが大幅にオーバーしてしまい、かえって減量を遅らせるリスクもあります。

ダイエットは一日だけの食事で決まるものではありません。
普段の食事や活動の積み重ねによって体重は変化していくため「停滞したらチートデイを入れればいい」と単純に考えないほうが確実です。

数日体重が減らないだけで「停滞期」とは判断できません

毎朝体重を測っていると、数字が動かない日はどうしても気になりますよね。

特に、それまで順調に減っていたのに3日、4日と同じような数字が続けば、「とうとう停滞期に入ったのかな?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、数日体重が減らなかったことと、体脂肪がまったく減っていないことは別問題です。

体重は体脂肪だけで決まるものではなく、次のような要因で日々数百グラム〜1キロ単位で変動します。

  • 体内の水分量や塩分バランス
  • 食事の重量や胃腸に残っているもの
  • 排便の有無
  • 測定する時間やタイミング

外食をした翌日や食事の時間が遅くなった翌日などは、普段と測定条件が変わるため数字が上振れすることもあります。

そのため、 「3日間体重が変わらないから停滞期だ」 →「代謝が落ちているはずだ」 →「代謝を戻すためにチートデイが必要だ」 と、短期間の数字だけを見て短易に判断することはできません。

一日ごとの増減だけに振り回されるのではなく、1〜2週間といったある程度の期間でどのように推移しているかを見ることが大切です。

「チートデイ」という言葉だけで判断しない

SNSなどを見ていると、
「チートデイを入れた
「停滞期を抜けるためにたくさん食べた」
といった情報を目にすることがあります。

こうした情報を見ると、体重が減らなくなったときに「自分もチートデイを入れたほうがいいのかな?」と思ってしまいますよね。

ただ、「チートデイ」と呼ばれている食事の内容は、人によってかなり違います。

普段より少し食事量を増やす人もいれば、炭水化物の量を調整する人もいますし、好きなものを自由に食べる日という意味で使っている人もいます。

つまり、同じ「チートデイ」という言葉を使っていても、実際に行っていることまで同じとは限りません。

さらに、その人が普段どのくらい食べているのか、どのくらいの期間ダイエットを続けているのか、体重がどのように変化してきたのかも、SNSの投稿だけでは分からないことがあります。

そのため、

「この人はチートデイを入れて痩せたから、私にも必要」

と考えるのではなく、まずは自分の体重の推移や普段の食事を確認することが大切です。

数日体重が動かないからといって、SNSで見つけた方法をすぐに追加する必要はありません。

特に産後は、授乳の有無や活動量、生活リズムなども一人ひとり違います。

「チートデイを入れるべきか」と考える前に、今の食事が極端になっていないか、無理なく続けられているかを一度振り返ってみましょう。

好きなものを食べることまで我慢する必要はありません

「チートデイは基本的に必要ありません」とお伝えすると、「ダイエット中は好きなものを一切食べてはいけないの?」と思ってしまうかもしれませんが、そういう意味ではありません。

家族で外食へ行くこともあれば、誕生日にケーキを食べることもあります。
好きなお菓子を楽しみたい日もありますよね。

そうした食事まで、ダイエットのためにすべて排除する必要はありません。

大切なのは「好きなものを楽しむこと」と「今日はチートデイだから限界まで食べようと爆食すること」を明確に分けることです。

  • 外食の日は、美味しく食べてその時間を楽しむ
  • ケーキを食べたなら、「食べてしまった」と後悔しない
  • 翌日に慌てて食事を極端に抜かない

イベントがあって少し普段と違う食事になったとしても、次の食事からまたいつものバランスに戻していけば大丈夫です。
無理なく長く続けられる方法を選んでいきましょう。

チートデイを考える前に「普段の食事」を確認してみましょう

体重が減らなくなると、「何か特別な対策をしたほうがいいのでは?」と考えやすくなります。

しかし、その前にまず確認してほしいのは「普段の食事の内容」です。

産後は赤ちゃん中心の生活になり、自分の食事が後回しになりがちです。

  • 朝はコーヒーだけで済ませてしまう
  • 昼は子どもの残りを少しつまむだけ
  • 夕方になると猛烈なお腹の空腹に襲われる

もしこのような状態になっているなら、「チートデイを入れるかどうか」を考える前に、まず日常の食事を整えるのが先決です。

主食(炭水化物)やたんぱく質を含め、必要な食事を極端に減らしていないでしょうか。

「早く痩せたいから」と食事量を削りすぎると、強い空腹から反動によるドカ食いを生んだり、代謝の低下を招いたりしてしまいます。

チートデイという特別な一日を作るよりも、まずは「普段の食事が極端な内容になっていないか」を確認してみてください。

まとめ

産後ダイエットでは、「体重が減らなくなったから、代謝を上げるためにチートデイを入れなければならない」と考える必要は基本的にありません。

  • 数日間体重が変わらなくても、それだけで代謝が落ちたとは限らない
  • 競技者の食事調整と「好きなものをドカ食いすること」は全く別物
  • 体重が停滞したときは、まず普段の食事量や栄養バランスを振り返る
  • 外食やイベントの日は、ドカ食いではなく「楽しむ日」として付き合う

「停滞期だから何かしなければ」と焦る必要はありません。まずは今まで続けてきたことを振り返り、無理のないペースで続けていきましょう。

あとがき

今朝の体重は58.9kgでした。

ダイエットの経過

ようやく58kg台に入りましたが、ここまで毎日のようにスムーズに体重が減ってきたわけではありません。当然、何日か同じような数字が動かない期間もあります。

私自身の場合も、数日体重が動かなかったとしても、それだけですぐに食事内容をガラリと変えたり、爆食したりすることはありません。

まずは今までの体重の推移、食事、トレーニングを振り返って、特に変える理由がなければ、そのまま淡々と続けていきます。

毎日体重を測っていると、昨日より200g増えただけでも気になるものですが、一日ごとの微小な増減だけで減量がうまくいっているかどうかを判断しないことが大切です。

今回58kg台に入ったのも、何か特別な裏ワザを取り入れたからではありません。
食事とトレーニングを淡々と続けてきた結果です。

産後ダイエットでも、数日体重が動かなければ不安になると思いますが、SNSの「停滞期にはチートデイ」という言葉に振り回されず、少し長い目で自分の変化を見てみてくださいね。

投稿者プロフィール

川上真治
川上真治
美翔接骨院 院長

国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』