産後ダイエットの成功を体重だけで決めないために|1日の数字で落ち込むママへ贈る「本当の評価軸」

こんにちは。
郡山市の美翔接骨院、院長の川上です。

今日は最高気温が31度ほどの予報で、厳しい猛暑と比べれば少し落ち着いて感じられそうです。

とはいえ、8月も終盤。
ここまでの暑さや夏休みの疲れが重なっている時期でもありますので、水分補給や休息を忘れずにお過ごしください。

さて、今朝も体重計に乗ったという産後ママへ、一つ質問です。

昨日より500g増えていたら、どう感じますか?

「昨日のお菓子がダメだったのかな」
「せっかく頑張っていたのに……」
「やっぱり私は痩せられないのかな」

たった一度の数字を見ただけで、それまで頑張ってきた食事や運動まで全部失敗だったように感じてしまうことはないでしょうか。

産後ダイエットをしていると、どうしても体重計の数字が気になりますよね。

もちろん、体重は身体の変化を見るための一つの指標です。私自身も毎朝測っています。

ただ、体重だけを「自分が頑張れているかどうかの採点表」にしてしまうと、ダイエットは一気に苦しくなります。

今日は少し視点を変えて、体重計には表示されない「身体や生活の変化」について考えてみましょう。

なぜ体重だけを見ると苦しくなってしまうのか?

ダイエットを始めると、多くの方が最初に目標体重を決めます。

「あと5kg落としたい」
「妊娠前の体重まで戻したい」

こうした目標を持つこと自体は悪いことではありません。

問題は、
「体重が減った日=成功」
「体重が増えた日=失敗」
という評価になってしまうことです。

  • 昨日より300g減れば嬉しい
  • 翌日に500g増えれば落ち込む
  • また減ったら安心する

これを毎朝繰り返していたら、体重計に乗るたびに気持ちまで上下してしまいます。

特に産後は、赤ちゃんのお世話が中心になります。
夜泣きでほとんど眠れなかった日もあれば、自分の食事をゆっくり摂れない日もあるでしょう。
授乳中の方もいますし、生活リズムそのものが妊娠前とは大きく変わっています。

そんな毎日の中で、体重だけがきれいな右肩下がりを続けるとは限りません。

なので、「今日何kgだったか」だけではなく、「最近の自分がどう変わってきたか」という少し広い視点を持ってみてほしいと思います。

短期間の体重変化には「さまざまな条件」が影響しています

そもそも、体重計に表示される数字は体脂肪だけを表しているわけではありません。

  • 身体の中にある水分量
  • その日に食べたものの重さ
  • 塩分や炭水化物の摂取量
  • 排便のタイミング
  • 測定した時間
  • 着ている服の重さ

こうしたさまざまな条件が数字に影響します。
そのため、昨日と今日で500g違ったからといって、その500gをそのまま「脂肪が増えた」「脂肪が減った」と断定することはできません。

前日の夕食がいつもより遅かったり、外食で塩分の多い食事を摂ったり、いつも朝に測るところを昼に測ったりしただけでも条件は変わります。

ですから、一日の数字を見ること自体が悪いのではありません。
その数字に必要以上の意味を持たせないことが大切です。

今日の体重は、今日の身体を知るための一つのデータ。
それくらいの距離感で見てみましょう。

産後ダイエットで見てほしい「体重計に表示されない7つの成果」

では、体重以外に何を見ればいいのでしょうか。
私は産後の身体づくりでは、次のような変化も大切な「成果」だと考えています。

1. 抱っこをしても以前ほど疲れやすくなくなった

以前は10分抱っこしただけで身体がつらかったのに、最近は少し余裕があるというのも立派な変化です。
産後の生活では、体重が何kg減ったか以上に、毎日の育児をどう感じながら行えているかも大切です。

2. 腰や肩への負担が以前ほど気にならなくなった

抱き上げるときの姿勢を意識するようになった、授乳中に同じ姿勢を続けないようになった、抱っこ紐の位置を見直した。
こうした小さな工夫によって身体を使いやすいと感じられるようになったのであれば、それも前進です。

3. 朝食を抜かなくなった

以前は「痩せたいから朝はコーヒーだけ」だったのが、「朝はおにぎりと卵くらいは食べよう」と変わった。
体重計には何も表示されませんが、これは非常に大きな習慣の変化です。
無理な制限ではなく、必要なものを食べながら身体づくりを続けられるようになることこそ大切です。

4. お菓子を食べても翌日に極端な制限をしなくなった

チョコレートを食べただけで「明日は朝食を抜こう」と考えていたのが、「今日は食べたから、明日はいつもの食事に戻そう」と思える。
食べたことそのものより、その後どう行動するか。ダイエットを長く続けるうえでは、この考え方が重要になります。

5. 運動やストレッチを少しずつ続けられるようになった

毎日1時間運動する必要はありません。5分身体を動かした、子どもと散歩した、寝る前に少し伸ばした。以前はゼロだったものが生活の中に入ってきたのであれば、確実な変化です。

6. 姿勢や身体の使い方を意識できるようになった

「抱っこのとき、また腰を反らせているな」「床のものを取るとき、腰だけで曲がっているな」と、自分で気づけるようになる。
自分の身体に目を向けられるようになったという意味では、とても大切な成果です。

7. 洋服を着たときの感覚や見た目が変わってきた

体重がほとんど変わっていなくても、「以前よりこのパンツを履きやすい」「立ったときの姿勢が違って見える」と感じることがあります。
身体の状態は一つの数字だけでは表せません。
日常生活の中で自分が感じている変化も一緒に見てみてください。

体重が変わらなくても順調なケース/一度立ち止まって見直したいケース

ここは、とても大切なところです。

たとえば、1ヶ月前と体重がほとんど変わっていなかったとします。

それでも、朝食を食べるようになったり、お菓子の量を無理なく調整できるようになったり、抱っこするときの身体の使い方を意識して日常が動きやすく感じたりしているなら、「体重が減っていないから全部失敗」ではありません。

反対に、体重が短期間でどんどん減っていても、

  • ほとんど食事を摂っていない
  • 常に空腹でイライラしている
  • 疲れて子どもと遊ぶ余裕がない
  • 食べることが怖くなっている

そんな状態なら、一度やり方を見直した方がよいかもしれません。

産後の身体づくりで目指したいのは、「何kg減ったか」だけではなく、「毎日の生活を健やかに続けられているか」ということです。

「減った数字」ではなく「無理なく続けられる生活」を作る

私は、産後ダイエットのゴールは「体重計に毎朝褒めてもらうことではない」と思っています。

家族と外食する日があってもいい。誕生日にケーキを食べてもいい。疲れた日は運動できなくてもいい。

それでも翌日から普段の生活へ戻れる。
食事や運動を「やらなければならないもの」ではなく、自分の生活の中で無理なく調整できる。
その状態を長く続けられることの方が、一時的に体重を落とすことよりも大切ではないでしょうか。

産後はただでさえ、予定通りにいかないことの連続です。

100点の日を作ることより、60点でも70点でも、無理なく続けられる日を増やす
そんな考え方も持ってみてください。

まとめ|体重計は裁判官ではなく「現在地を知るためのナビゲーション」

体重は大切な指標の一つです。だから、測ってはいけないわけでも、数字を気にしてはいけないわけでもありません。

ただし、体重計は「あなたは昨日頑張った」「あなたは昨日失敗した」と判定する裁判官ではありません。

私は現在地を確認するためのナビゲーションくらいに考えるのがちょうどいいと思っています。

今日は少し増えた、今週はほとんど変わらなかった、少しずつ下がってきた。そうした数字を一つの情報として見ながら、

「最近、抱っこはどうかな?」 「食事は無理なく続けられているかな?」 「ちゃんと休めているかな?」 「以前よりできるようになったことはないかな?」

と、別のものさしでも自分の変化を見てみる。

体重計には表示されなくても、あなたの生活の中ではすでに変わっていることがあるかもしれません。

一つの数字だけでその日の自分を採点せず、複数の視点から少し長い目で身体づくりを続けていきましょう。

あとがき

今朝の体重は60.6kgでした。

ダイエットの経過

少しずつですが、数字も動いてきています。

毎朝体重を記録しているので、私も当然「昨日より増えた」「今日は減った」という数字は見ます。ただ、そこで答えを出さない(自分を裁かない)ようにしています。

たとえば少し増えていた朝。私は「昨日は失敗した」と考えるより先に、前日のことを思い返します。

  • 夕食は何時だったか
  • いつもより塩分の多いものを食べなかったか
  • 水分はどうだったか
  • トレーニングの疲労は残っていないか

そして、数日間の数字はどう動いているかを見ます。

体重計に乗るのは自分を採点するためではなく、「自分の状態を観察するため」です。
そう考えると、数字との付き合い方も少し変わります。

車のナビも、道を一本間違えたからといって「今日の運転は全部失敗です」とは言いませんよね。
現在地を確認して、必要ならルートを調整するだけです。
身体づくりも、それくらいでいいと私は思っています。

そして体重計から降りたら、そこから先はいつもの一日です。
朝ごはんを食べる、仕事をする、身体を動かす、家族と過ごす。

結局、身体をつくっていくのは体重計の上にいる数秒ではなく、その後にどう過ごすかという一日の積み重ねです。

明日の数字を無理に動かそうとするのではなく、今日やることを淡々と続ける!
私自身も、そんな距離感で体重計と付き合いながら身体づくりを続けています。

投稿者プロフィール

川上真治
川上真治
美翔接骨院 院長

国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』