産後の疲れやすさが気になるママへ|毎日の食事で意識したい鉄分を含む食品
こんにちは。
郡山市の美翔接骨院の院長、川上です。
「朝、目が覚めても身体が鉛のように重くて、なかなか布団から起き上がれない…」
「特別激しい運動をしたわけでもないのに、子どものお世話をしているだけで一日が終わる頃にはヘトヘト…」
「自分の食事を作る余裕なんてなくて、子どもの残り物や手軽なパンだけで済ませてしまっている…」
産後、このような毎日を過ごしていませんか?
産後の身体はママ自身が思っている以上に過酷なダメージと負担を受け続けています。
数時間おきの夜間授乳や夜泣きによる慢性的な睡眠不足、抱っこやおんぶでの移動、首がすわっていない赤ちゃんを支える緊張感など、24時間365日休みなく身体を使い続けている状態です。
しかし、多くのお母さんは、
「年齢のせいなのかな…」
「ワンオペ育児だから疲れるのは当たり前、私がもっと頑張らなきゃ」
と、ご自身の限界に目を瞑り、無理を重ねて我慢してしまいがちです。
ですが、ここで知っておいていただきたいのは、産後の「疲れやすさ」や「慢性的なだるさ」には、決して一つの理由だけでなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。
睡眠不足やホルモンバランスの激しい変化、育児に伴う身体的・精神的な負担、そして何より日々の食事内容の偏りなど、いくつかのきっかけが重なって身体のサインとしてあらわれます。
その多様な要因の中で、今日からご自身のペースで取り組めるアプローチが「毎日の食事内容を見直すこと」です。
食事は疲れに負けない元気な身体をつくるための最も基本的な土台となります。
今回は忙しい子育ての合間でも無理なく毎日の食卓に取り入れやすい「鉄分を含む食品」の知識や、食事を楽しみながらバランスを整える具体的な工夫について、分かりやすくじっくり解説していきます。
なぜ産後は「鉄分」を意識したいの?
産後は、人生の中でも特に身体のエネルギーや体力を大きく消費する時期です。
まず、出産そのものによる出血があります。
そして出産が終わった後も、間髪入れずに授乳や夜泣き対応、慣れない抱っこなどの育児が始まります。
母乳はママの血液からつくられているため、授乳を続けているだけでも、ママの身体からは毎日たくさんの栄養や水分が赤ちゃんの元へと運ばれていきます。
それにもかかわらず、日々の忙しさからママ自身の食生活は乱れやすくなってしまいます。
・朝は子どもの準備や授乳に追われ、自分の朝食はコーヒー一杯や食パン一枚で終わり
・昼食は一人だからと、手軽に食べられるうどんやインスタント食品で簡単に済ませる
・夜は家族や子どもの食事作りに追われ、自分は冷めた残りものをサッと食べるだけ
このような生活が数週間、数ヶ月と続けば、身体を健やかに保つために必要なさまざまな栄養素が不足してしまうのは、ごく自然なことです。
特に「鉄分」は、全身に酸素を運んだり、身体の中でエネルギーをつくり出したりするために欠かせない、命のベースとなる栄養素です。
授乳期や育児中のママにとって、意識して補いたい重要な存在であることは間違いありません。
ただし、ここで美翔接骨院として、とても大切なお伝えしたいポイントがあります。
それは、「疲れやすい=鉄分不足だ」と安易に決めつけたり、自己判断で決めつけたりしないことです。
疲れやすさの原因は、冒頭でお話しした通り「慢性的な睡眠不足」や「育児による精神的ストレス」「骨盤や筋肉の歪みによる疲労」「自律神経の乱れ」など多岐にわたります。
単一の栄養素だけを原因だと決めつけてしまうと、身体の本当のSOSを見落としてしまう可能性もあります。
「疲れを吹き飛ばす万能の薬」として特定のものに固執するのではなく、「毎日の健康を支える大切な栄養ベースとして、鉄分を含む食品も意識してみようかな」という、ゆとりを持った前向きな気持ちで毎日の食事に取り入れていくことが大切です。
手軽に取り入れたい「鉄分を含む食品」
鉄分を含む食品には、大きく分けて「動物性食品(ヘム鉄)」と「植物性食品(非ヘム鉄)」の2つの種類が存在します。
それぞれ特徴や含まれる食材が異なりますが、大切なのはどちらか一方だけを大量に食べるのではなく、日々の献立の中で色々な食材をバリエーション豊富に組み合わせて食べることです。
ここでは、スーパーで手軽に買えて、忙しい日常でも取り入れやすい食材を具体的にご紹介します。
1. 動物性食品(ヘム鉄)
動物性食品に含まれる鉄分は、比較的身体に吸収されやすい特徴を持っています。
しっかりとお肉や魚を食べる習慣をつくることで、無理なく毎日の栄養を補うことができます。
【代表的な食材】
・赤身の牛肉(もも肉やヒレ肉など)
・かつお
・まぐろ(赤身)
・あさり(缶詰や冷凍も便利)
・レバー(鶏・豚・牛)
「お肉を食べると太るのでは?」と心配される産後ママもいらっしゃいますが、脂身の少ない赤身肉は、筋肉や血管の材料となる良質なたんぱく質も豊富に含まれているため、むしろ産後のリカバリーにとてもおすすめの食材です。
例えば、夕食のメインおかずに「赤身牛肉と野菜の炒め物」を選んだり、スーパーの刺身コーナーで「かつおのたたき」を買って並べたり、お味噌汁の具材に「あさり」を使ったりするのが手軽で続けやすい工夫です。
※なお、レバーは鉄分やビタミンAが非常に豊富な食材として知られていますが、特定の食材ばかりを毎日過剰に食べ続けることは栄養バランスの観点から望ましくありません。
レバーだけに頼るのではなく、季節の魚や赤身肉、貝類など、色々な食材を日替わりで楽しみながら取り入れていきましょう。
2. 植物性食品(非ヘム鉄)
植物性食品に含まれる鉄分は、日々の食卓で副菜やお味噌汁の具として非常に取り入れやすいのが大きな魅力です。
【代表的な食材】
・小松菜、ほうれん草などの緑黄色野菜
・納豆
・豆腐、厚揚げ、お揚げなどの大豆製品
・ひじき、わかめなどの海藻類
これらの植物性食品の素晴らしいところは、「料理に手間がかからない、または調理なしでサッと食卓に出せる」という点にあります。
育児でバタバタしている時期に、凝った料理を作るのは現実的ではありませんよね。
例えば、
・朝食のご飯に「納豆」を1パック添える
・お味噌汁の具材に「小松菜」と「豆腐」をサッと入れる
・夕食の一品に「厚揚げをトースターで焼いたもの」や「ひじきの煮物(市販品でもOK)」をプラスする
このような工夫であれば、包丁や火をほとんど使わずに、忙しいママでもストレスなく毎日続けられるのではないでしょうか。
一緒に食べたい「相性の良い食品」も意識してみよう
毎日の食事を考える際は、鉄分を含む食品単体にだけ注目するのではなく、「お皿の上でどんな食材を組み合わせるか」という食事全体のバランスに目を向けることも非常に大切です。
特におすすめしたいのが、ビタミンCを豊富に含む食品を、鉄分を含む食材と一緒に食卓へ並べることです。
【ビタミンCを豊富に含むおすすめ食材】
・ブロッコリー
・パプリカ(赤・黄)
・キウイフルーツ
・いちご
・柑橘類(オレンジ、グレープフルーツなど)
ビタミンCは、お肌の健康を保つだけでなく、食事全体の栄養バランスを華やかに整えてくれる素晴らしい栄養素です。
例えば、小松菜とお肉の炒め物に「パプリカ」を加えて彩りを良くしたり、食後のデザートとして「キウイフルーツ」や「いちご」を1個食べたりすることで、毎日の満足感が格段にアップします。
難しく考える必要は一切ありません。
「今日は小松菜とお豆腐のお味噌汁にしてみよう」
「食後に甘いお菓子を食べる代わりに、キウイを半分食べてみよう」
そんな今日から試せる小さな工夫の積み重ねで十分なのです。
食事は義務感で食べるものではなく、美味しく楽しむことが何よりも継続の鍵になります。
サプリメントだけに頼る前に、まずは「毎日の食事」を大切に
近年の健康ブームもあり、薬局やドラッグストア、コンビニに行けば、「鉄分補給」を謳うサプリメントやドリンク、栄養補助食品が数多く手に入るようになりました。
子育てで忙しく時間がない中で、こういったサプリメント類を賢く補助的に活用すること自体を全否定するわけではありません。
しかし、「サプリメントさえ飲んでいれば食事は適当でいい」と頼りすぎてしまうことには注意が必要です。
なぜなら、リアルの食材から摂る食事には、鉄分という単一の成分だけでなく、身体の筋肉や臓器をつくる「たんぱく質」、代謝を助ける「各種ビタミンやミネラル」、腸内環境をキレイに整える「食物繊維」など、人間が生きていくために必要な数多くの栄養素が自然な形で複雑に含まれているからです。
特定の成分だけを人工的なサプリメントで極端に補おうとするのではなく、まずは「毎日の3食のパワー」を基本として考えることが健康的です。
その上で、もし「立ちくらみが頻繁にする」「どうしても身体の重さが抜けない」といった強い不調や不安がある場合は、自己判断でサプリメントを大量摂取して解決しようとせず、まずは病院の医師や薬剤師などの専門家へしっかり相談し、指示を仰ぐことが安全で確実な選択です。
「まずは毎日の食事を無理なく整える。」
このシンプルな原点に立ち返ることが、結果として長期的に身体を元気に保ち続ける一番の近道となります。
📌 美翔接骨院からのアドバイス
産後に強い疲れやすさや身体の重さを感じていると、真面目で頑張り屋さんなママほど、
「他のママはみんな笑顔で子育てできているのに、なんで私だけこんなにダメなんだろう…」
「もっと体力をつけて、子どものために頑張らなきゃいけないのに…」
と、ご自身を責めて追い込んでしまいがちです。
ですが、どうか知ってください。
あなたのお身体は、命をかけて赤ちゃんを世に送り出し、その後も24時間休みなく、ご自身の体力を削りながら赤ちゃんのお世話と家事をこなし続けているのです。
それだけで、すでに100点満点以上に頑張っています。
疲れを感じたときは、決して自分を責めたり恥じたりするのではなく、「私の身体が毎日命がけで頑張ってくれている証拠なんだな」「少し休んで栄養を補給してあげよう」と、優しく労わって受け止めてあげてください。
そして、食事の管理においても、一日ですべてを完璧な100点満点にする必要はまったくありません。
・今日の夕食に、納豆を1パック買ってみる
・明日のお味噌汁に、小松菜を一掴み千切って入れてみる
・いつものジュースを、お水や温かいお茶に変えてみる
そんな、10点や20点の小さな「足し算」の積み重ねこそが、ストレスなく、無理なく一生続けられる健康的な食習慣へと育っていきます。
💪 あとがき
私自身も現在、コンテスト出場やベストなパフォーマンスを発揮するために日々コンディション調整を行っており、今朝の体重は 62.2kg でした。

自分自身のf身体づくりと向き合う中で日々痛感するのは、「ただカロリーを減らせば良い」「何か一つの栄養だけを摂っていれば良い」という極端な方法は、決して長くは続かないということです。
身体のパフォーマンスを高め、元気に動き続けるためには、何よりも「食事全体の質と栄養バランス」が欠かせません。
筋肉の材料となるたんぱく質はもちろんのこと、コンディションを円滑に維持するためのビタミンやミネラルなど、多様な栄養素をバランスよく摂ることが、日々のハードなトレーニングを支え、健康的な身体を維持する土台になっています。
これは、毎日過酷な育児や家事と向き合っている産後ママにとっても、全く同じことが言えます。
「何を我慢しなければいけないか」というツラい引き算の思考ではなく、
「今日の食事に、私の身体を喜ばせるものを何を一つ足せるかな?」
そんな温かく前向きな気持ちで毎日の食事と向き合うことが、結果として長く元気に、ご家族と一緒に笑顔で過ごせる身体づくりへとつながっていきます。
焦る必要は一切ありません。
まずは今日の食卓に、納豆や小松菜、温かいお味噌汁など、取り入れやすいものを一品加えるところから、ご自分のペースで一歩ずつ始めてみてくださいね。
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投稿者プロフィール

- 美翔接骨院 院長
国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』






