床生活×子育てが腰痛を悪化させるワケ

こんにちは!
郡山市の産後骨盤矯正専門院、美翔接骨院の川上です。

最近、患者さんからよくいただくご相談に、「床での生活スタイルと子育てが重なってから、腰痛が悪化した気がする…」という声があります。

畳の上に布団、ローテーブル、座椅子。
子どものお世話で床に座る機会が増えるのは当然のこと。
しかし、これが腰にとっては“地味にキツイ”環境なんです。

今回は、「なぜ床生活が腰痛を引き起こしやすく、悪化させやすいのか」、
そして「子育てママにありがちな危険動作」や「対策方法」まで、しっかりお伝えしていきます。

床生活で腰が痛くなるメカニズム

① 背骨と骨盤に常に負荷がかかる

床に座るとき、多くの人が「あぐら」「ぺたんこ座り」「横座り」といった体勢を取りますよね。
これらは骨盤を左右非対称に歪ませ、背骨の自然なカーブ(S字)を崩してしまいます。

特に産後は、骨盤がゆるく不安定なため、座り方によっては骨盤が傾いたまま固定されてしまい、腰に大きな負荷が集中します。

② 座面が低く、立ち上がる動作が辛い

椅子に比べて、床からの立ち上がりは腰を大きく曲げないといけません。
しかも、子どもを抱きかかえながらの動作はさらに危険。
筋力が戻りきっていない産後ママにとっては、「床からの抱き上げ動作」が慢性的な腰痛の引き金になります。

子育てで増える“床動作”の落とし穴

• オムツ替えで床にしゃがむ
• ローテーブルで授乳
• おもちゃを拾うときに前かがみ
• 抱っこしてそのまま座る or 寝転ぶ

これらの動作は、どれも骨盤が前傾・後傾を繰り返すような体勢です。
「痛みが出るほどの動きではないけど、毎日の積み重ねが腰痛になる」タイプが非常に多いです。

対策①:床に座るときはクッションを使おう

直に座るのではなく、骨盤が立ちやすいクッションや「骨盤矯正座椅子」を使うことで、背骨が自然な姿勢になりやすくなります。
また、長時間同じ体勢にならないよう、30分〜1時間おきに立ち上がることも意識してみてください。

対策②:立ち上がるときは“腰”ではなく“股関節”

床から立ち上がるときは、腰を丸めず、お尻を突き出すようにして股関節から動かすことがコツ。
腰を曲げるクセがつくと、腰椎にばかり負担がかかり、ぎっくり腰リスクが高まります。

対策③:抱き上げは「中腰」より「しゃがむ」姿勢で

子どもを抱きかかえるときは、中腰で前傾するのではなく、しっかりしゃがんでから抱えること。
これにより、体全体で支えることができ、腰への一点集中を防げます。

骨盤矯正で根本改善も視野に

床生活そのものが悪いのではなく、“産後の不安定な骨盤”でその動作を繰り返すことが問題なのです。
骨盤の位置が整い、インナーマッスルが機能してくれば、多少の負荷は許容できる体になります。

当院では、産後の骨盤の開き・傾き・筋力低下を見極めたうえで、日常動作に強い身体へと整えるサポートを行っています。

まとめ:床×子育て=腰に過剰負担

• 骨盤の傾き
• 前かがみの姿勢
• 中腰の抱っこ動作

これらが日々の腰痛に直結しているかもしれません。
「床に座る生活だから仕方ない…」ではなく、“ちょっとした意識”と“骨盤ケア”で未来は変えられます。

気づいた今が、腰を守るタイミングかもしれません。

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投稿者プロフィール

川上真治
川上真治
美翔接骨院 院長

国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』