産後の腰痛は骨盤だけが原因?抱っこや姿勢も関係する理由

こんにちは。
郡山市の美翔接骨院の院長、川上です。

「産後だから骨盤が開いて腰が痛いのかな?」
「骨盤ベルトをずっと着けているのに、腰のつらさがあまり変わらない…」
「産後の腰痛は骨盤矯正を受けないと良くならないの?」

このようなお悩みを抱えているママは少なくありません。

インターネットやSNSでも、「産後の腰痛=骨盤が原因」という情報をよく目にします。
もちろん、出産後のお身体では骨盤まわりの状態が関係することもあります。
しかし実際には、それだけで説明できないケースも多くあります。

産後の腰痛は、骨盤だけではなく、毎日の抱っこや授乳姿勢、お腹まわりの支える力、育児動作など、さまざまな要素が重なって起こることが少なくありません。

今回は「骨盤だけ」が原因とは言い切れない理由についてお話しします。

⚡ 産後腰痛が「骨盤だけ」で片付けられない5つの理由

① 毎日何時間も続く抱っこ

赤ちゃんは日に日に成長し、体重も増えていきます。
その重さを毎日何時間も抱っこしていれば、腰の筋肉には大きな負担がかかります。

さらに、片側ばかりで抱っこしたり、お子さんを身体から少し離した状態で抱えたりすると、腰への負担はさらに大きくなります。
これは骨盤だけではなく、筋肉の疲労が積み重なっている状態とも考えられます。

② 授乳やおむつ替えで続く前かがみ姿勢

授乳では赤ちゃんの顔を見ようとして自然と前かがみになりやすく、おむつ替えでも床に近い位置で作業する時間が増えます。
こうした姿勢が長時間続くと、背中から腰にかけての筋肉は常に緊張した状態になります。

特に夜間授乳では眠気も重なり、姿勢を意識する余裕がなくなりやすいため、気づかないうちに腰へ負担が集中していることもあります。

③ 無意識に反り腰になっている

赤ちゃんを前で抱っこすると、前へ引っ張られる重さに対抗しようとして、無意識に腰を反らせる姿勢になりやすくなります。

お腹を前へ突き出し、胸を張るような姿勢になることで、一見まっすぐ立っているように感じても、実際には腰の筋肉が頑張り続けていることがあります。
抱っこ紐を使う場面でも同じような姿勢になりやすいため、日常生活の中で少しずつ負担が積み重なっていきます。

④ 出産後はお腹まわりで支えにくい時期

妊娠・出産を経たお身体は、すぐに妊娠前と同じ状態へ戻るわけではありません。
産後しばらくは、お腹まわりや骨盤まわりで身体を支える感覚が戻れにくい方もいます。

その分、腰の筋肉だけで上半身を支えようとしてしまい、負担が集中しやすくなります。
「筋力がないから」という単純な話ではなく、お身体が回復していく途中だからこその変化でもあります。

⑤ 家事や育児の積み重ね

育児中は抱っこだけではありません。
洗濯物を干す、掃除機をかける、ベビーカーを押す、チャイルドシートへ乗せ降ろしをする、お風呂へ入れる……。

こうした一つひとつの動作は、それほど大きな負担に感じなくても、一日を通して何十回、何百回と繰り返されています。
腰への負担は、一回の大きな動きよりも、このような日常動作の積み重ねによって強く感じることも少なくありません。

🌱 身体全体と「日常の余白」に目を向けてみましょう

「骨盤を締めなきゃ」
「骨盤を戻さなきゃ」

そんなふうに骨盤だけへ意識が向いてしまう方も多いですが、それだけにとらわれる必要はありません。

大切なのは、「今、自分の身体のどこへ負担が集まっているのか」という視点です。

  • 抱っこの合間に軽く背伸びをしてみる
  • 授乳クッションを使って前かがみを減らしてみる
  • 座るときにクッションを使って腰が丸まりすぎないよう工夫する
  • 左右どちらかだけで抱っこし続けないよう意識する

このような小さな工夫でも、お身体への負担を減らすきっかけになります。
すべてを完璧にやろうとする必要はありません。
まずは「一つだけ試してみよう」という気持ちで十分です。

📌 まとめ

産後の腰痛は、「骨盤だけ」が原因とは限りません。
抱っこや授乳、おむつ替え、家事など、毎日の育児動作が積み重なることで、腰へ負担がかかっていることも多くあります。

盤という一部分だけを見るのではなく、お身体全体の使い方や日常生活を含めて考えることが大切です。

もし、日々の姿勢や身体の使い方を工夫しても腰のつらさが続く場合には、一人で抱え込まず、お近くのお身体の仕組みに詳しい専門家へ相談してみるのも一つの方法です。

ご自身のお身体の状態を客観的に知り、無理のない範囲で日常生活を見直していくことが、毎日を少しでも心地よく過ごすためのヒントになるかもしれません。

💪 あとがき

私自身が実践しているリセットダイエットですが、今朝の体重は63.3kgでした。

ダイエットの経過。

毎日数字だけを追いかけるのではなく、その日の疲労や体調、食事とのバランスを見ながら淡々と続けています。

今回のテーマも同じです。
トレーニングでも、身体の一部分だけに注目していては、本当のコンディションは見えてきません。
姿勢や疲労、食事、睡眠など、さまざまな要素が重なり合って、今の身体の状態がつくられています。

産後の育児は、人生の中でも特に身体への負担が大きい時期です。

「骨盤だけが原因なんだ」と決めつけるのではなく、毎日頑張っているご自身の身体全体を、ぜひ優しく労わってあげてくださいね。

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投稿者プロフィール

川上真治
川上真治
美翔接骨院 院長

国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』