産後に長時間座ると腰痛になる理由
こんにちは!郡山市の産後骨盤矯正専門院、美翔接骨院の院長の川上です。
出産後、赤ちゃんのお世話や授乳でどうしても「座っている時間」が長くなりがちです。特に、授乳やあやしながらの抱っこ、オムツ替え後の休憩など、ママの生活は「座る」動作が中心になりやすいのです。ところが、この「長時間座る姿勢」が、腰の痛みを引き起こす大きな要因となっています。今回はその理由について、専門的な視点から分かりやすくお話しします。
出産後の骨盤と筋肉の変化
妊娠・出産を経た女性の骨盤は、大きく開き、靭帯や関節が緩んでいます。リラキシンというホルモンの影響により、関節を支える力が弱くなり、骨盤が不安定な状態になります。安定していない骨盤で長時間座ると、腰周囲の筋肉や靭帯に負担が集中しやすくなるのです。
座る姿勢で腰にかかる負担は立位の1.4倍
人間工学の研究では、立っている時よりも「座っている時」の方が腰椎にかかる圧力が大きいとされています。立っている状態を100とすると、座っている状態では140程度の負荷がかかります。つまり「座って休んでいるつもり」が、実は腰にはより強いストレスを与えているのです。
産後の骨盤が不安定な状態でこの負荷を受け続けると、腰痛を悪化させる原因になります。
授乳姿勢のクセが腰痛を助長
夜間授乳や日中の授乳では、前かがみの姿勢をとることが多いですよね。背中を丸め、肩をすぼめる姿勢が長く続くと、骨盤は後傾し、腰椎の自然なカーブが失われます。その結果、腰の筋肉が緊張し続け、痛みが出やすくなります。
さらに授乳中は「片腕で赤ちゃんを支える」ため、左右の筋肉バランスが崩れ、腰痛や肩こりの原因にもつながります。
座面や環境の影響
床に座って授乳する、ソファで背もたれに寄りかかる、といった環境も腰への負担に直結します。
• 床座り:骨盤が後傾して背骨が丸くなる
• 柔らかすぎるソファ:体が沈み込み、腰に負担が集中
• 授乳クッション未使用:腕や背中に余計な力がかかる
こうした小さな要因が積み重なり、「座ると腰が痛い」という産後特有の悩みにつながっていきます。
骨盤矯正で「正しい座り方」を取り戻す
当院の産後骨盤矯正では、まず開いた骨盤を整え、安定性を取り戻すことから始めます。骨盤が安定すれば、正しい姿勢で座りやすくなり、腰の負担も大きく減少します。さらに、インナーマッスルを鍛えることで、座る時間が長くても疲れにくい身体をつくることができます。
自宅でできるセルフケア
- 30分に1度は立ち上がる
座り続けず、少し歩くだけで血流が改善されます。 - 授乳クッションを活用する
腕や腰の負担を減らします。 - 骨盤を立てて座る意識
お尻の骨(坐骨)で座るイメージを持つと腰のカーブを保ちやすくなります。
まとめ
産後に長時間座ることで腰が痛くなるのは、
• 骨盤が不安定なまま負荷が集中する
• 授乳姿勢が骨盤・腰に悪影響を及ぼす
• 座る環境が腰へのストレスを増大させる
といった理由があります。
「座っているだけなのに腰が痛い…」と感じている方は、骨盤の安定性を取り戻すことが根本的な解決につながります。腰痛を我慢せず、ぜひ一度ご相談ください。
美翔接骨院では、産後のママが安心して施術を受けられるよう、キッズスペースや託児サービスもご用意しています。
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美翔接骨院の産後骨盤矯正

投稿者プロフィール

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美翔接骨院 院長
国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』
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