抱っこ・授乳・おんぶ…育児動作と骨盤の関係とは?ママの身体に起こる変化と対策
こんにちは。
郡山市の産後骨盤矯正専門院、美翔接骨院の川上です。
赤ちゃんが生まれてから始まる、慣れない育児の毎日。
「抱っこで腕がパンパン」「授乳中ずっと同じ姿勢で腰が固まる」
「おんぶした後、体が重くてつらい」――そんな声を、当院では毎日のように耳にします。
育児の動作は、実はどれも骨盤に大きな影響を与えるものばかり。
「気がついたら身体が歪んでいた」「姿勢が変わっていた」
そうなる前に、どんな動作が骨盤にどう関わっているのかを知っておくことが大切です。
今回は、育児中の代表的な動作と骨盤の関係を、専門家の視点でわかりやすくお伝えします。
骨盤は“動作の土台”。だから育児のクセがそのまま影響する
骨盤は、背骨と股関節をつなぐ「身体の土台」です。
上半身の重さ、赤ちゃんの体重、日々の動作のクセ――これらの負荷がすべて骨盤に集約されます。
つまり、日常的な育児動作そのものが、骨盤の傾き・ねじれ・開きに直結しているということ。
無意識に続ける動きほど、蓄積した負担が大きくなります。
①抱っこ:左右どちらかに偏る動きが歪みをつくる
赤ちゃんを抱くとき、どちらか一方の腕や腰に体重を乗せがちですよね。
この“横抱き”のアンバランスな重心が、骨盤の左右差やねじれの原因になります。
特に骨盤がまだ安定していない産後数ヶ月は、わずかな重心の偏りでも歪みが固定化されやすく、
「右だけ腰が痛い」「いつも片側が張る」といった症状に発展します。
②授乳:前かがみ姿勢で骨盤が“後傾”しやすくなる
授乳中の姿勢は、どうしても猫背や前かがみになりがち。
この姿勢では骨盤が後傾(うしろに倒れる)し、腰椎のカーブが崩れてしまいます。
結果として、
• 腰が常に引っ張られた状態になる
• 背中や肩の筋肉まで緊張する
• 骨盤周囲の筋肉がロックされ、動きが悪くなる
という“全身の連鎖的な不調”が起きてしまいます。
③ おんぶ:体幹の弱さが骨盤の前傾を助長する
おんぶは、赤ちゃんを身体の後ろで支える動作。
このときに腹圧が抜けていると、骨盤が前傾しやすく、反り腰姿勢になってしまいます。
さらに体幹の弱さが加わると、
・腰が反って痛い
・背中だけで支えようとして肩が張る
といった症状にもつながっていきます。
育児の動作を変えるのは難しい。だから“骨盤を戻す”という視点を
育児は日々の連続。
「左右均等に抱っこしましょう」なんて言われても、現実的には難しいですよね。
だからこそ、後からでも骨盤のバランスを整えるという視点が重要です。
当院では、
• 骨盤の傾き・ねじれ・左右差をチェック
• 育児動作に合わせた調整とアドバイス
• ソフトで安全な産後骨盤矯正
を行い、ママたちの身体を内側から整えていきます。
「育児をがんばるほど、体がつらくなる」――そんな悪循環は、今日から断ち切れます。
骨盤を正しく整えることで、育児中の体が見違えるほど軽くなるのを、あなた自身で実感してください。
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美翔接骨院の産後骨盤矯正

投稿者プロフィール
投稿者プロフィール

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美翔接骨院 院長
国家資格『柔道整復師』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングプラクティショナー』
キネシオテーピング協会認定『キネシオテーピングトレーナー』
日本ストレッチング協会認定『ストレッチングトレーナー』
日本コアコンディショニング協会認定『ひめトレインストラクター』
内面美容医学財団公認『ファスティングカウンセラー』
内面美容医学財団公認『プロフェッショナルインストラクター』
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